今でも忘れられない悪い思い出。
小学校の時。
その日、家から学校に新聞を持って行く事になっていた。
教室には、新聞に入っていた広告もあった。
男子生徒が、休み時間に、それで紙飛行機を作り遊んでいた。
自分はおとなしい方だったので、
ぼんやり、その光景を友達と見ていた。
そこに担任が教室へ入ってきた。
当然、怒り出す。
すると、気の強い女子生徒が、
自分を指さし「○○さんも飛ばしていました」
と、無実の罪を着せてきた。
おとなしかった自分は言い返せずに黙って
指さした人を見て、「何を言ってんの?」
と視線を向ける事しかできなかった。
そのあと、どうなったか覚えていないが、
無実の自分に、なぜ、あの子が濡れ衣を着せたのか?
今、思い返してもわからない。
だって、その子とはほぼ会話したこと無かった。
よく、いじめでやられた方は、ずっと覚えている
と、言うが、本当です。
きっと、気の強い女子生徒の記憶には、残っていない出来事だろう。
気の強い女子生徒の名前まで憶えている。
こんな些細な出来事さえ覚えているのだから
いじめ被害者はもっと辛い記憶として、深く刻み込まれている。